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最終更新日:2026-04-06

返済方式の違い(元利均等/残高スライド)を噛み砕いて解説

記事制作

貸してーや 編集部

コメント監修

CFP®・1級ファイナンシャル・プランニング技能士さん

CFP®・1級ファイナンシャル・プランニング技能士

先川 雄太さん

カードローンやキャッシングの返済は、サービスによって方式が異なります。代表的な「元利均等返済」と「残高スライド返済」を、初めての方でもイメージしやすいように整理します。方式の違いがわかると、返済計画が立てやすくなります。

先川CFP®の一言コメント

返済方式の違いは毎月の返済額だけでなく、最終的な総支払額にも大きく影響します。一見すると負担が軽く見える方式でも、長期的には利息負担が増えるケースがあるため、仕組みを理解したうえで選択することが重要です。

「毎月いくら返すか」の決め方

返済方式は、借りたお金をどうやって毎月返していくかという“ルール”です。
大きな違いは、毎月の返済額が一定なのか、借入残高に応じて変わるのかという点にあります。

どちらの方式でも、毎月の返済額の中には「元金(借りたお金の本体)」と「利息(借りたことへの手数料)」が含まれます。返済が進むと残高が減り、利息も少しずつ減っていきます。

元利均等返済とは

元利均等返済(がんりきんとうへんさい)は、毎月の返済額(元金+利息)が基本的に同じになる返済方式です。
住宅ローンなどでも使われる考え方で、「毎月の支払いが変わりにくい」ことが特徴です。

返済の初期は利息の割合が高く、元金が減るペースはゆるやかです。
返済が進むにつれて利息が減り、同じ返済額でも元金に回る割合が増えていきます。

毎月の支払いが一定のため、家計の見通しを立てやすい一方、返済序盤は元金が減りにくい点は理解しておくと安心です。

  • メリット:毎月の返済額が安定し、予算管理がしやすいです。
  • 注意点:返済初期は利息割合が高く、元金が減るスピードはゆるやかです。
先川CFP®の一言コメント

元利均等返済は毎月の返済額が一定となるため、家計管理がしやすい点がメリットです。一方で、返済初期は利息の割合が高く、元金の減少が緩やかになるため、総支払額はやや大きくなる傾向があります。

残高スライド返済とは

残高スライド返済は、借入残高に応じて「毎月の最低返済額」が段階的に決まる方式です。
残高が多いほど最低返済額は高くなり、残高が減ると最低返済額も下がっていきます。

例えば「残高10万円以下は毎月4,000円」「10万円超~20万円以下は毎月8,000円」のように、一定の区分(テーブル)で返済額が設定されます。どの区分になるかはサービスごとに異なります。

残高が減ると返済額も下がるため、負担が軽くなったように感じやすい一方、最低額だけで返すと返済期間が長くなり、利息が増えやすい点が重要です。

  • メリット:残高が減ると最低返済額も下がり、負担が調整されやすいです。
  • 注意点:最低返済額だけだと返済が長期化しやすく、利息負担が増えやすいです。
先川CFP®の一言コメント

残高スライド方式は借入残高に応じて返済額が変動するため、返済初期の負担が軽く感じられる点が特徴です。ただし、返済額が低く抑えられることで返済期間が長期化しやすく、結果として利息負担が増える可能性があります。

どっちが良い?迷ったら「返済が長引くかどうか」で判断します

どちらの方式が良いかは借入額と返済ペースによって変わります
目安としては「毎月の返済額を一定にして計画的に返したい」場合は元利均等返済の考え方が分かりやすいです。

一方、残高スライド返済は最低返済額が下がるため、無理のない範囲で返したい方に向きます。
ただし、最低額のまま返すと長期化しやすいので、可能なときに繰上返済(追加返済)をする意識が大切です。

結局のところ、最も重要なのは「返済期間を必要以上に伸ばさないこと」です。
返済額の設定ルールを理解したうえで、返済の見通しが立つサービスを選ぶと安心です。

先川CFP®の一言コメント

返済方式を選ぶ際は、「毎月の返済負担」と「総支払額」のバランスで判断することが重要です。無理なく返済を続けられる水準を確保しつつ、可能であれば繰上げ返済などを活用して元金の減少を早めることで、利息負担の軽減につながります。

POINT

  • 毎月の返済額はどの方式で決まるか確認しましょう。
  • 最低返済額はいくらか確認しておき、無理のない返済計画を立てましょう。
  • 追加返済(繰上返済)がしやすいかも、総返済額に関わるので大切です。
先川CFP®の一言コメント

返済方式は見た目の返済額だけで判断するのではなく、返済期間や利息を含めた総負担で比較することが重要です。自身の収支状況に合わせて無理のない計画を立てることが、安定した返済につながります。

※本コメントは一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の状況に応じた助言を行うものではありません。

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